Rebro(大阪研修センター)

Rebro(大阪研修センター)

「どうすればいいですか?」ではなく、
「これでいいですか?」と言える力をつける

研修で得た知識は「答え」ではありません。それは「答えの糸口」です

2016年に未経験でワット・コンサルティングに入社。東京の研修センターに学び、現場を4年半経験して、この大阪研修センターでrebroを教えるようになりました。ですから、研修生からみれば、比較的歳の近い先輩。直近で現場も経験しているので「私の時はこうだったよ」と研修生の目線に立って話ができればという気持ちで授業に臨んでいます。

特に研修生たちに伝えたいことは、研修で得た知識がそのまま現場で使えるわけではないという点です。もちろん研修で覚える知識はとても大切。でもそれは直接「答え」ではありません。研修で得た知識は「答えの糸口」なんです。

何かわからないことがあれば、その「糸口」をもとに「何がわからなのか、どう訊けばいいのか」を考える。私も研修ではダクトの作図を重点的に教わったのですが、実際に現場に出ると作図より印刷の方が多く、必要な数字や文字を書き入れる作業が主でした。医療系の現場で特殊だったこともあるのかもしれません。

知っている知識を並べて、足りなければ調べて、仮説を立てる。それを上長に相談をする。そうすれば訊かれる側も、何があっているのか、何が間違っているのか、答えやすくなります。ただただ「わかりません」では答えようがありませんからね。

研修で得た知識は、あくまで仕事の土台。それをもとに考え、作業していくのが仕事。そのことを知識や操作を教えることと並行して伝えています。ひと言でいえば、困った時の対処法ですね。

現場に出てからは「どうすればいいですか?」ではなく、「これでいいですか?」が正解

最近は東京、福岡、大阪をZOOMでつないだオンラインの研修もあります。オンラインの場合、マンツーマンがむずかしいので、作図の提出時にわからなかった部分に矢印をつけて、「何がわからなかったのか」を書いてもらっています。それを個別にチェックバックするんです。

これまでの知識を糸口に「何がわからなかったのか」をつきとめる作業。それは困った時の対処法「実習版」。現場に出てからは「どうすればいいですか?」ではなく、「これでいいですか?」でなければ通用しませんから。そんなアウトプットの練習がこのやり取りなんです。

私の初めての現場は隣の席が年配の技術社員の方でした。年配の方は、現場管理は熟練されていてもCADには弱い方もいらっしゃいます。「これ、できる?」から始まって「これ、やっといて」が増えていき、「操作だけなら任せてください」という流れができました。そう言える基盤をつくってくれたのは、まぎれもなく研修センターであり、お世話になった先生方です。

頼りにされる。やはりそれが一番のモチベーション。本来ならば、設備の知識とCADの操作、両方を満たしているべきなのですが、操作で頼りにされることで、その都度、設備の知識も広げることができました。だから、どんなに小さなことでも頼りにされる部分をつくっていくことが成長への道順なのではないかと思います。

今の私自身に照らし合わせても同じことが言えます。チェックバックが何より楽しい。研修生のみんなが頼ってくれるから頑張れる。求めてくれる人がいて、それに応える幸せ。それが仕事や成長の本質なのかもしれません。

周囲の人が頼ってくれて成長がある。その道をつくるのは自分自身でしかない

学生時代の接客のアルバイトでも同じでした。お客様が喜んでくださる、お客様に気持ちよくお店を使っていただく。それが接客のモチベーションでした。小さな仕事、“フェイスアップ”と呼んでいましたが、空き時間に商品がきれいにみえるように商品を並べ直す。そんな小さな仕事でもお客様がいてこそ、です。ひとりでやるなら自己満足。でも相手がいるから、手応えがあるし、やりがいも生まれる。どんな仕事でもそれは同じではないでしょうか。

現場ではCADオペレーター以外の事務仕事もあります。現場までの案内図を地図付きで作成したり、竣工図のファイル整理をしたり。そんな時でも、誰もが見やすい地図になるように色付けをしたり、ファイルのテプラのフォントを工夫したりすることで、「頼んでよかった」と思ってもらえる。ティッシュや紙コップなどの備品の発注をしたり、忙しくない時は朝礼で施工管理の方がいない間に掃除をしてみたり。そんな積み重ねが「頼りにされる」につながるんだと思うんです。

周囲の人がいて、周囲の人が頼ってくれて成長がある。その道をつくるのは自分自身でしかない。研修センターで教えられることは知識や操作。でも現場に出れば、一人ひとりがそうやって自分で自分の道を切り拓いていくんです。

営業の方に研修生センターを出た後で「誰々さんが現場ですごく評価いいよ」なんて聴くと、もうほんとうに嬉しくて。教えられる時間には限りがあるのですが、私に伝えられることはすべて伝えたいという気持ちで、いつも授業に臨んでいます。

Rebro 大阪研修センター

担当講師:M.O.

京都府生まれ。2016年にワット・コンサルティングへ入社。医療系メーカーや現場事務所で現場を4年半経験し、2020年大阪研修センター開設時にrebro講師に就任。高校時代は美術系の高校でデザインを専攻していたが大学は工学部へ進学。2年間、化学を学んだ後に、3年次編入で美術大学へ。美術大学ではデザインやタイポグラフィーを学んだ。学生時代のアルバイトは一貫して接客業。デザインと接客に明け暮れる日々だった。
学生の頃から何かを学ぶ時にはアウトプットをして覚えてきた。本を読む、教えてもらう、だけでは自分の中に残らない。自分で探る、手を動かす、ことで必ず「発見」が生まれる。その「発見」が残り、蓄積されていくものが生きた知識となる。その自らの体験をもとに、アウトプットする力を培う研修を模索中。講師として、歳の近い先輩として、研修生に親しまれている。

主なカリキュラム

  • 01. Rebro基礎知識
  • 02. 基本操作1~基礎操作3
  • 03. 製図1~製図3(空調・衛生)
  • 04. まとめ

研修生インタビュー

大阪営業所 T.H.

大阪営業所 T.H.

図面を描く怖さが喜びに変わるまで
早く現場で経験を積みたい

就活の自己分析を通して、住宅や建築など建物に関わる業界に携わりたいと考えるようになりました。自分が携わった建物がずっと残るというのも魅力ですし、もともと建物を眺めるのが好きだったんです。街を歩いていても面白いデザインの建築物に出会うと、ついつい佇んでしまいます。でも大学は経営学部で文系ですので、最初は営業職で自分にあいそうな会社を探していました。そんな中で出会ったのがワット・コンサルティングです。
文系でも建設技術者になれる。正直驚きました。そのまま説明会に参加して、専門学校並みの研修についても詳しく教えていただき入社を決めました。
実際に研修を受けてみて感じるのは文系の私でもわかるくらいに緻密なカリキュラムが組まれていること。設備機器メーカーのショールームや街にある店舗の空調設備をみてまわる見学会もあり、座学とリアルを組み合わせて理解を進めて行けます。確かに覚えることは多いですけどね。でもお店で剥き出しのダクトをみた時も、以前なら「オシャレだな」くらいだったものが仕組みを知ることによって、より面白くなってきました。
RebroのO先生の授業は、初めてCADに触れる私でも付いていけるくらい丁寧です。ある程度進んだ段階で「ここまででわからない人いますか?」と訊いてくださり、手をあげる人がいれば、もう一度丁寧に説明をしてくださいます。私ももちろん手をあげます。わかるまで説明をしてくださるのでとても安心ですし、だからCADが初めての人でも付いていける授業だと思います。図面を描いていて感じるのは、「現場だったら本当にこれが作られてしまうんだな」という怖さですね。先生も最初は怖かったとおっしゃっていました。図面を描くことが当たり前になって、その怖さが喜びに変わるまで早く経験を積みたいと思っています。研修も2ヶ月が経ち、配属が決まった人もいます。明日にも配属が決まるかと思うと、期待と不安でドキドキしますね。

建築現場を知り尽くしたプロの講師陣

建設技術者人材に関するお問い合わせ

03-3537-8711

受付時間: 9:00~18:00